まずはお墓の種類や費用について知ろう
通常、日本では人が亡くなると、お墓に入る方がほとんどでしょう。
無事にお葬式が終わって、ご供養・火葬を経てお手元に届いたご遺骨を、四十九日の法要の際、今度はお墓へ納める工程へと移ります。 あくまでも一般的な流れで、納骨に明確な期限はありません
但し、無宗教の方は元々お墓を持ちませんし、それぞれの宗教ごとに埋葬方法もまちまちです。
また近年では遺骨を海へ散布したりなど、どんどん多様化が進んでおります。
ここでは最も一般的な流れとして、そんな ”お墓” の問題についてまとめていきます。
納めるべきお墓を持っている場合
お墓が既にあるという方は、そのお墓のあるお寺(あるいは霊園)等へ、埋葬許可証(火葬場にて発行済)を提示の上、納骨の運びとなります。
※複数個所へ納骨を行う場合は、それと同数分の埋葬許可証が必要
四十九日:納骨式の行程イメージ
- 準備:焼香台、および墓前への供花や供物の準備
- 挨拶:施主(遺族代表)による参列客へ対するお礼
- 納骨:ご遺骨をお墓に納める(石材店等に依頼)
- 読経:僧侶等による読経
- 焼香:参列者による焼香
納めるべきお墓持っていない場合
一方、入るお墓がない方の場合はどうすれば良いのか?
納骨する為には、2つの方法がございますので、ご紹介いたします。
新たにお墓を作る
お墓を作るのはお寺もしくは霊園で、新たに購入して建てるという事になります。
墓石の形状タイプはスタンダードな和型、シンプルな洋型などあります。
石材や彫刻などのオプションも含め、非常に高価なものまでその費用には幅が生じます。
お墓に建てる費用の目安
- 墓石料:30万円~200万円
≪お寺を利用する場合≫
お寺にお墓を建てる場合、前提としてそこの檀家になる必要が生じます。
檀家に入った後に、墓地の権利を購入し石材屋で墓石を手配するという流れとなります。
お墓以外にかかる費用の目安
- 入檀料(初回のみ):10万円~30万円
- お布施(行事・法要 数回/年):1.5万円~5万円
- 年間管理料:5千円~2万円
≪霊園を利用する場合>
霊園でお墓を建てる場合、まずは墓地の空き確認が必要です。
公営と民営で、かかる費用にも大きな開きが生じます。
人気が極端に集中して超高倍率の抽選になると、最高で1千万円もの墓地使用料になるケースも稀にあります。
抽選に通ると、契約、石材屋で墓石を手配するという流れとなります。
お墓以外にかかる費用の目安
- 墓地使用料(初回のみ):10万円~200万円
- 年間管理料:3千円~1.5万円
永代供養墓へ納める
お墓は必要だ!
でも
- その後の費用を抑えたい
- 身寄りがない
- 今後の管理など、子供たちへ負担をかけたくない
などの理由やご希望があれば、永代供養墓がおすすめです。
永代供養墓、ざっくり例えるならば “後々のメンテナンスの不要なお墓” といえるでしょう。
核家族化、少子化が進む今、故郷を離れ都市部で生活を送る世代にとって、
【代々お墓を守る】
という事から離れていく傾向が拡大しているのです。
これも時代の流れです。
細かく分類すると様々な種類がありますが、
- 個別
- 合祀
いずれかの管理(供養)によって、その後の費用に開きが出ます。
当然 “合祀(合葬)型” の方がより低コストに抑える事が可能ですが、一旦納骨されると、再度移動させる事が出来なくなるので、良く考えた上で決める事が重要です。
屋内タイプ:都市部等、土地の余裕がないエリアなど小さく区切られたロッカー式や仏壇式、機械(自動搬送)式等で個別(または合祀)されている
屋外タイプ:共通の石碑(納骨塔)、納骨壇など、他の遺骨と合祀されている
お墓以外にかかる費用の目安
- 永代供養料(初回のみ):10万円~150万円
※但し33回忌までというのが一般的なので要確認
その他のお墓(供養方法)
- 樹木葬
- 散骨(海、山、空、宇宙など)
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