誰が葬儀を取り仕切るべき? 喪主の決め方
葬儀を進行する上で絶対に欠かせない存在、それが喪主です。
通常喪主には、妻や夫など配偶者が務める事例が多いのですが、それ以外では子、兄弟、状況に応じ逆に親御さんというケースもございます。
喪主にはたくさんの役割・仕事が控えており、その全てを一人で行うコトは正直現実的ではありません。
多くの方がこれらを葬儀屋(葬儀社)に委託するのはその為でしょう。
葬儀屋の業務は ”遺族に成り代わり葬儀を円滑に進められるよう全面的にサポート” するコト。
その中には、米国での外国語映画賞受賞が話題に上った映画「おくりびと」(本木雅弘さん主演)さながら、ご遺体のケアにはじまり、棺の手配、会場の準備・進行、弔問客への食事、霊きゅう車、火葬場への搬送等々…多岐に渡って非常に頼もしい存在なのです。
死の当日から初七日まで 全体の流れを掴もう
身内のご不幸を初めて経験される方は、何をどうして良いかわからないでしょう。
細かい解説も必要ですが、まずは全体的な流れやポイントを押さえておきましょう。
- 死亡 → 喪主・葬儀社を決める
- ご遺体の搬送 → 葬儀社によって、病院・自宅(又はその他)から安置所へ。
- 納棺 → 湯灌(ゆかん:ご遺体の洗浄など)、身支度(化粧、整髪、死装束の着用など)、棺へ納める。
- お通夜 → 自宅・寺院・葬儀場などでの催し。 線香・ろうそくの火を絶やさないよう、遺族が夜通し寄り添う。
- 告別式 → 寺院・葬儀場での催し。 僧侶による読経、弔辞弔電、お焼香、という流れを経て出棺へ。
- 出棺 → 遺族・参列者による棺への献花(形見など)。 棺にふたをして火葬へ。
- 火葬 → 火葬場へ移動後、僧侶による読経、ご遺体の火葬。 火葬後の骨壺への遺骨納め。 (埋葬許可証を忘れずに)
- 還骨法要 → 祭壇(自宅・寺院・葬儀場など)で僧侶による読経と供養。
- 初七日法要 → 死後7日目の法要(但し、遺骨法要と同日に簡略化するケースもあり)。
葬儀社を選ぼう 内容と予算の違い 気になる費用は?
ひと口に葬儀費用といっても、とり行うスケールやプラン内容によってピンキリです。
平均的なところではおよそ200万円が相場といえるでしょう。
小さめのクルマが1台購入できるくらいの予算ですから、それなりの預貯金の準備も必要ですね。
しかしながらコレはあくまでも平均値。
特に今、ネット社会が進む事で、葬儀も一つのサービス業として多様化しております。
大勢の参列者を招き、大々的な葬儀をするコトだけが死者を弔うことではありません。
「あえて規模にこだわらず、親族だけのシンプルでも心のこもった葬儀をしたい」
このようなニーズに増加に応えるべく、”家族葬” や ”一日葬” という葬儀がポピュラーになりつつあるのも時代の流れといえるでしょう。
ちなみにこれらのシンプルな葬儀プランは、工程・内容共に簡略化されている分、かかる費用も30~50万円と平均の1/4~1/7に抑えられている事も大きな魅力の一つとなっております。 ちなみに火葬だけを行った場合でもおよそ20万円の費用が発生いたします。
知らないと損する! 貰える葬儀費
お金が出ていく話ばかりではありません。
現実的な話ですが、生活するにはお金がかかります。
葬儀にかかる費用負担を少しでも和らげる方法として、”葬儀費”が支給される事をご存知でしょうか?
その額については自治体や加入している保険によって異なりますが、最寄りの役所へ申請する事で5万円程度の支給が受けられるのです。
申請を行って初めて得られる権利ですから、お忘れない様。
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