独居老人の孤独死、ケースワーカー経由で知らされる親戚、一路大阪へ
「もう何十年も会っていなくて、久々の知らせが訃報でした…」
そう仰るのは大阪市内より故人の遺品整理についてご相談を頂いたAさん。
超高齢化の日本で増加する孤独死。
東京23区内で実施されている内閣府調査の結果、孤独死と考えられる65歳以上の自宅での死亡者数は、平成15年の1,451名から平成27年の3,127名まで2倍以上に増加しています。
加えてこの13年間の内、3年間を除く全ての年で、前年度の死亡者数を上回る伸びを見せている事からも、文字通り全く身寄りのない人が、最終的に自治体が面倒を見る形にならざるを得ないケースも大幅に増えていると考えられます。
ですが、ゴミ屋敷や空き家問題と同様に、所有者(だった)の個人のモノを直ちに勝手に撤去・処分する事は出来ません。
とはいっても、放置すればその分だけ余計なコストやリスクが高くつくだけ…本当に悩ましい問題です。
今回は数あるケースの中から、相談者Aさんのように孤独死された故人に
“身寄りがある”
事に加えて、
“生前は生活保護の受けていた”
場合の事例に挙げてみることに致します。
今現在、既に心当たりのある方も、そうでない方も、是非ご覧ください。
独居老人の死後、報告や対応が遅れてしまうと、ご遺族や関係者(責任者)にかかる労力やコストの負担が増えてしまいます。
不憫だ、気の毒だ、ちゃんと弔ってあげたい…そういう気持ちがある反面、
”死んでしまった遠い親戚の為にかかるコストは出来るだけ抑え、スムーズに遺品を片づけたい”
冷たく感じるかも知れませんが、これが多くの方の本音だと思います。
いいえ、決して近い関係とはいえなかった故人の為に、整理に対応してくれるだけむしろ温かいと言えるのではないでしょうか?
皆、抱える事情はそれぞれ異なります。
そして誰しも、最も近い家族(あるいは自分自身で)とこの先を生き抜いていく、目の前の暮らしを守るコトが最優先なのですから…。
次はそんな突然の訃報に驚き、戸惑う方々…そんなケースについて見ていきましょう。
立場と環境で変わる 誰が行う? 孤独死の後始末と費用負担
遺品整理には亡くなった故人の状況によって、その後の対処方法が変わっていきます。
生活保護は受給対象者が生存している間に受けられる制度ですから、
- ケースワーカーなどにより死を看取られた場合
- 死後早い段階で確認された場合
- 死後日数が経過した段階で発見された場合
などによっても、遺品整理のみで解決可能な場合や、汚れやニオイ対策の為の特殊清掃作業が欠かせないケースなど異なってきます。
加えて遺品整理をはじめとする諸々の後始末に伴う手続き・責任・費用負担を負うべき人物と、その後の流れも異なってくるのです。
【生前に連帯保証人になり、死後その故人が生活保護受給者になっていた事実を知った場合】
- 保証人である限り、何か問題が発生した場合の責任は及ぶこととなります。
【故人の相続人だった場合】
- 相続放棄する事で責任(権利)から逃れるコトは可能ですが、その場合次の序列の方へその責任(権利)が移行します。
【故人が天涯孤独、全く身寄りがない場合】
- 故人の親類縁者や保証人が存在しない場合は ”物件所有者” である大家さんの負担は、最も大きくなりそうです。
遺品整理など最低限の片付けに関する費用については、自治体によって適用区分などのルールが異なりますが、最低限の補助が受けられる可能性があります。
但し、そのためには確認を取る前に勝手に片づけない・処分しないコトが前提です。
そして
死後滞納されている家賃
住まいのダメージに伴う原状回復
これらの費用に関しては、故人の死後となる為、補助の対象外となりますので、連帯保証人・親類縁者(相続人)または物件の大家さん等、それぞれの責任の下自己負担で対応されるべき事となります。 遺品整理上での注意点:まずは勝手に進めず、ケースワーカーに相談の上、業者へ見積もり相談・作業依頼の段階を経る事
遺品整理費用の負担を極力安く抑える方法
正確な死期など、誰も知り得ません。
その為、遺品整理の比率が高止まりしているのが現状です。
中でも今回の記事で取り上げました、遺族や関係者の負担の大きくなりがちな孤独死・生活保護受給者の遺品整理は今や社会的な問題です。
こういった悩みを、極力その負担を軽減する方法を弊社は日々模索しつづけております。
個別のご相談を通してそれぞれの状況に配慮し、ご遺族・ご相談者さま向けに最善かつ格安のご提案を致しておりますので、まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。
また弊社では、業界内でも ”片付けられない方、片付けが苦手な方向けの特化したサービス” が大きな強みとしてご好評いただいております。
このような独自のノウハウを活用する事で、ご相談者さまの問題解消と更なる費用負担を実現すべく、 ”亡くなってからの遺品整理” の前に ”元気なうちの生前整理” を推奨し、十分なサポート体制を整えておりますので、お気軽にお問合せ下さいませ。
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